元氣
秋晴れの澄みきった青い空を見上
げると、心も澄みきって、自分の
なかの「氣」が満ちてくるように
感じるころ。
深秋の情景は寂寥をともなうけれ
ど、あらゆるものに宿る「氣」を
感じて「元氣」を与えられます。
今回は、あえて書写体の「氣」と
表記。「氣」だけでなく、改正が
なされたいくつもの漢字を思うと、
もの申したくもなりますが…。
やはり、「メ」ではなく「米」で
しょう。新米のころですし。笑
ちなみに「元氣」という言葉は、
大珠慧海『諸方門人参問語録』か
らの禅語です。
書は大溪洗耳先生