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「馨庵」では、書を学びたいけれど定期的に教室へかようのはむずかしい方、日常のなかに静かに坐り書く時間をもちたい方、書の幅を広げたい方など、気軽に書を学ぶ庵として、単発受講もいただけるいくつかの講座を開講いたします。
書の歴史は古く、記録、情報の伝達、文化の保存、精神修養、美しい筆書き、芸術、自己表現など、時代により書体や目的も多様な変遷をとげてきました。
日本で書は、幼少期に誰もが習字や書写の学習で体験していますが、その先にある書道には、広くて深く自由で美しいたくさんの学びの選択肢があるのです。
現代は、デジタルメディアにより学びの形態も多様化しておりますが、日本の伝統文化である書道には、画像や動画では得られない、筆の使い方、體の使い方、リズム、息づかいなどが大事であると考え、対面での指導をさせていただきます。
「馨庵」での学びが、書道を気軽に暮らしのなかに取り入れていただくきっかけになれば幸いです。
平安朝の宮廷文化で成熟した和様の書のなかから仮名文字
が洗練され、平仮名の原形である女手が完成しました。
その名品は古筆とよばれ、流れるような連綿、美しい散ら
し書き、料紙も様々あり、見どころ多い独自の優雅な世界
です。日本の美意識の高さ、技術や技法の深さを最も感じら
れる書です。
※講座の詳細は開講カレンダーからご確認ください。
古人のすぐれた古典の手本(法帖)を習うことが臨書です。
3000年以上にわたる書道の歴史のなかで培われてきた
篆書、隷書、楷書、行書、草書の五體字類の特徴を知り、
時代により変遷をとげてきた漢字表現の豊かさや奥深さ
を学び、書く力、鑑賞眼を高められる書です。
※講座の詳細は開講カレンダーからご確認ください。
署名や慶弔の表書き、手紙やハガキなどに美しく読みやす
い文字を書くことを目的としたのが実用書です。
現代はパソコンなどの入力がほとんどとなっている名前
や住所、宛名などを、小筆を使い楷書で書いていただく
日常生活に役立つ書です。
※講座の詳細は開講カレンダーからご確認ください。
印刷技術がない時代、仏教の布教のために経典が筆写され、
日本では7世紀に仏教伝来とともに寺院や宮廷で盛んに行わ
れました。そのなかで写経は功徳を積むとし、供養や祈願、
精神修養として広く行われるようになりました。
経典は『摩訶般若波羅蜜多心経』が一般的で、多くは小筆
を使い主に楷書で写経します。また墨は黒だけでなく金泥、
銀泥、料紙も紺地などの色物、箔、砂子のあるものなど、
さまざまあります。
※講座の詳細は開講カレンダーからご確認ください。
書は身近な日常のさまざまなところにあります。
現代の子どもたちのお稽古ごとは多様化しており
ますが、日本人としてまずは日本の伝統文化を知
り、身につけることが大切だと考えます。
親子で一緒に書の時間を共有することで、暮らし
のなかに書を気軽に取り入れてい
ただくきっかけ
になればと小品を作っていただきます。
※講座詳細は開講カレンダーをご確認ください。