白川文字学
今年も、木犀の花が所在を知らせる
ように甘い香りを漂わせています。
教室の児童生徒たちは、運動会や
遠足などの行事があって楽しそう。
秋は、気温や湿度ともに心地よく、
身体を動かしたくなる季節です。
最近、教室には漢字学者の白川静
先生のカレンダーの下に、小学校
で学ぶ1006文字の白川文字学の
活用表を貼りました。それがなか
なか好評で、興味を持って見入る
生徒たちの姿があります。
先生の出身地である福井県では、
白川文字学を採用して、子どもた
ちの国語教育、漢字学習の向上に
貢献しているのだそう。
今年3月に「白川文字学の室」を
訪れたときにいただいた活用表
ですが、そのなかで古代文字がな
いものは空白になっています。
よく見ると、ない文字にはいくつ
かの共通点があって、古代の人々
の生活を想像する手がかりとなり
興味深いのです。