半夏生
ベートーヴェン「第九」といえば、
年末の演奏会の定番曲となってい
るけれど、それは日本だけのこと。
海外では年末に演奏されることは
ほとんどないのだそう。
そのような「第九」を、調布国際
音楽祭2023フィナーレの今日に
楽しむ機会を得ました。夏に聴く
「第九」、ソリスト登場の演出も
新鮮でした。
その前には、国立新美術館で開催中
の同人書作展を鑑賞してきました。
いくつもの印象的な書きぶりに見入
り、どのような思いで作品をつくり、
書かれたのかなど想像しながら、楽
しい時間を過ごしてきました。
夏至から数えて11日目となる今日、
またそのあと5日間は雑節の半夏生。
農家では田植えが終わり、疲れを癒
す養生の時期なのだそう。
教室では、今年もこの時期に七夕飾
りをし、短冊に小筆で願いごとを書
いてもらいます。願いごとを筆で書
くというのは、やはりこの半夏生の
ときにふさわしいものです。