お出かけ
草木や花々が色を深めるころ。
今週から同人書作展が国立新美術館に於
いて開催されます。
今年は『古今和歌集』屏風絵より三首を、
ベージュ色の染紙に書き出品しています。
自宅の装飾用として屏風に仕立てようと
その心づもりで書きました。
『古今和歌集』が編纂された平安時代、
仮名文字が普及し、女手と呼ばれた書体
により、和歌をはじめ散文や物語、日記
などの王朝文学が栄えました。
四季折々の自然を景物などによそえて、
心のありようを趣向ある表現技巧により
詠出した、典雅で優美な世界です。
自然の景物といえば、先日は安曇野にあ
る穂高養生園へ出かけてきました。
典雅で優美さはないけれど、ここには、
原生林や清流、多くの生物が共存しあう
豊かで美しい自然があります。
時間にとらわれず、ゆったりと過ごすこ
とで心が解放され、最高のセルフケアと
なります。
さまざまな出会いから、自分の本質を思
い出せるよう、いつもありのままに自由
な意思と選択する力を高めたい。
同人書作展のお知らせから話が広がって
しまいました。
会期は、6/28〜7/9まで。
ぜひお出かけください。
↓ 穂高養生園へもぜひ。