Now Loading...

KEISUI 大人と子どものための書道教室

Close

Blog

つき

月ほど多くの名を持つものはないの
ではと思うほど、四季折々に洗練さ
れた美しい名があります。

残存する日本最古の物語『竹取物語』
も、月の世界を創造した文学ですから、
いにしえの人びとが月を崇めながら
暮らしてきたことがよくわかります。

また月の存在は、私たちにとってじつ
に身近です。それは五臓六腑それぞれ
の漢字を見れば納得。三焦を除いて
すべてに「月」がついていますから、
それだけ月と人間との密接な関係を
示していることがわかります。

そのほかにも「付き」「着き」「就き」
「尽き」「ツキがある」という言葉も。
今日は中秋の名月。
いにしえの人々が残した漢字や言葉には
月からの肝腎なメッセージが隠されて
いると気がつきます。

 月ごとに見る月なれどこの月の
    今宵の月に似る月ぞなき
        天暦のころの御歌

PageTop ページトップへ

MembersPage 生徒さんのためのページ