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彩り

街路樹に残る照葉も色あせ、自然は
冬枯れの景色へと移りました。
この時期は、1年の終わりにあわせた
行事や催し物が開催されるなど、街も
自然も、いわゆる年の瀬の彩りです。

今月の一般部の半紙毛筆課題は、

「歳不我與」

その前句にあるのが、「日月逝矣」。
月日は淡々と過ぎて逝き、歳月は我
にそれを与えないという『論語』の
陽貨篇からの出典です。

年の瀬に、あらためて1年を振り返っ
てみるとたしかにあっという間。
月日は無情にも淡々と過ぎてゆくけ
れど、でもそこから多くを与えられ
ていると気づきます。

淡々と、まるで水の流れるがごとく
何ごとにも執着せず、感情にも流さ
れず、平常の心で過ごすなかで自ら
に彩りを与えてゆけたなら幸いです。


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