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せみ

夏をにぎわす蝉ですが、日本には30種類
ほどもいるのだそう。
8月後半ともなれば、油蝉やみんみん蝉か
ら、つくつく法師やひぐらしへとバトン
が渡され、夏の終わりを感じます。

蝉つながりで頭に浮かんだのは、平安時代
の歌人 蝉丸の詠んだ和歌、

 「これやこの行くも帰るも別れては
       知るも知らぬも逢坂の関」
         小倉百人一首十番

「逢坂の関」は歌枕。
サントリー美術館では、『歌枕』をテーマ
にした展覧会が今日までの開催でした。
歌枕が成立してきた歴史を日本の美術作品
をとおし、その美と想像の世界に触れると
いう展示構成。

歌枕は「和歌によって特定のイメージが結
びついた地名」のこと。
古くは和歌に使用される言葉全体を指し、
地名はその一部を占めるに過ぎなかったそ
う。それが繰り返し詠み継がれることで、
特定のイメージとして定着し、歌人のあい
だで共有されて、実際の風景を見なくとも
和歌を詠むことができ、心の風景としての
想像上の名称ともいえるものだったよう。

屏風絵、古筆、絵巻、浮世絵、工芸品とい
う五章からなる展示。やはり特別に見入る
のは古筆。歌枕が成立してきた過程にあっ
た平安時代の美です。

また、こちらも終了してしまったけれど、
根津美術館『よめないけどいいね!』の
企画展は、古筆、写経、墨蹟の展示があ
って、見ごたえがありました。

そして蝉に戻って、教室での8月の児童
条幅かな課題は『せみ』!
今月も、元気にのびやかに楽しんで書い
ている姿が印象的でした。条幅は、大き
く筆を使い、身体もしっかり使って書き
上げますから、おもしろく書の魅力を感
じやすいのだと思います。

蝉から蝉丸そして、せみ。笑
そんなことを考えていたらすでに深夜。
虫の音が秋立つときを知らせます。

幼年から中学生までの『せみ』11作品を
以下に掲載します。

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