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KEISUI

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ニーズ 2

木々は緑を深め、風は湿度を多く含み。

このところ、けっこう真面目に人間のニーズに
ついてを考えます。ニーズを理解し、そのリテ
ラシーを正しく身につけることの大切さを。
そして、ながいことニーズをネガティブなもの
に結びつけていたということに気がつくのです。
ニーズを表現することは、自分勝手で利己的で
ある、また依存的であるなどとし、自分の内面
に息づいているニーズと正しくつながることな
くやり過ごしてきたということを。

その点、小さい子どもたちってまだまだ正直に
自分のニーズとつながっているなって思います。
毎年、教室には4.5才の未就学児の生徒が数人い
ますが、私とのやりとりのなかで、意表をつく
出来事や、その年代にしかない可笑しさがあっ
て、腹を抱えて笑うこともしばしば。

昨日、年長のNちゃんが硬筆課題の清書を書いた
よと私のところに真面目な顔で持ってきた作品を
見て、「おもしろすぎる〜」と爆笑してしまった
ことがありました。それは、自分が書いてみたけ
ど気に入らなかった文字の上に「✖️」を書いた
り、硬筆用紙の名前枠に自分の名前が入りきらな
くて「ワク」を描き入れたり。
とってもナイスなNちゃんなんです。笑

確かに、硬筆の清書の場合、消しゴムは使わない
というルールを伝えているから、それは守ってい
るのだけど、まさか「✖️」を書いたり、「ワク」
を描いたりするなんて思いも及ばず。
もちろん「こんなことしてはいけません」と頭か
ら諭すこともできたのだけれど、なんだか、と〜
っても自由だ〜!って、この年代のすごさを感じ
てしまいました。

子どもたちは、自分のニーズにつながっている
正直さがあるからこそ、イキイキとしているの
だろうと思います。それがいつの間にか、教育
という名のもと、自分のニーズと正しくつなが
れなくなってしまう。
このような教育のもとに生きてきた支配構造の
歴史についても考えます。

ニーズへの理解は、マーシャル・B/ローゼン
バーグ著のNVCを知ることで深められます。
そして、NVCをファシリテートする安納献さん、
鈴木重子さんのワークに出席することで、より
深く得られます。そこには、自己発見のプロセ
スに取り組もうとする仲間とのご縁があって。
で、リレー書をさせていただくチャンスも得て、
そのときどきで自分のニーズが満たされるって
ほんとうに豊かです。

「共感と尊重にもとづいた信頼できる関係の中
で、人はもっとも生き生きと、自主性と創造性
を発揮できる」 NVCワークでの資料より


NVCのワーク最終日。
みなさんから今書きたい文字を募って
「愛」「縁」
かなり創造的?!な箇所もありですが、
すべてOKということで。
めちゃくちゃ盛り上がったリレー書。

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