亥の子
晩秋から冬へと移ろうころ。
秋の終わりに合わせるように、教室では
書き初め誌上展の書き込みを終えました。
ほっとした休日、久しぶりに朝から畑へ
行って、青菜や根菜、ハーブのみずみず
しさに感心しながら収穫。太陽をいっぱ
いあびながら土にふれる時間は、やはり
いろいろが浄化されるようです。
そして、採れたてを使ってあれこれ料理
する時間がなんとも楽しすぎます。
料理といえば公開中の、劇場版『きのう
何食べた?』は、最高に良かったです。
料理については、突っ込みどころがない
とはいえませんが、それよりも、はっと
させられるセリフや展開に気づきが多く
ありました。誰にでもある根源的な問い
を含んでいるのに軽やかで、これからの
時代の新しい価値観を感じました。
移ろいゆくときの中で、変化するものと
伝え残してゆきたいもの、その見きわめ
を大事にしなくては、と思う秋の終わり。
今年も亥の子餅をいただき、じんわりと
考えます。