しぐれ
時雨の今日は、雨音を聞きながら臨書。
楷法の極則「九成宮醴泉銘」を、あらた
めて半紙四字書きで全臨中。230枚は書
いたでしょうか。あと70枚ほど。
教室では、まず初めに取り組んでいただ
く法帖ですが、唐時代の欧陽詢のびしっ
とした美しい楷書は、何度臨書しても身
が引きしまる思いがします。
外では、色づいた落葉樹の葉が時雨にさ
そわれるように、あちらこちらに散って
います。散り敷いた落ち葉に風情を感じ
るものの、去りゆく秋のどこか淋しい眺
めとして映ります。
明日は、勤労感謝の日であり新嘗祭。
いよいよ冬の始まりでしょうか。