つき
清光さえわたる月の夜。
昨日は、後の月である十三夜でしたから、お月見
団子をつくって供えました。
名月の晩にお供えする習慣は古く、月を観測し暦
を定めて農事を卜する農耕儀礼の名残りだそう。
古事記には、伊邪那岐神から生み成された月読命
が夜の国を治める神として登場します。
そして、平安時代に唐風文化の移入とともに貴族
のあいだで流行したのが月見の宴。ただ、禁忌と
する考えも当時からあったようで、月見の宴では
月は見上げるものではなく、見下ろすものだった
よう。直視することはなく、池の水辺や盃の酒に
映った月をめでて楽しんでいたのだそうです。
つまりは月光反転法?!
で、酒に映る逆さの月を受ける器だから、盃
(さかづき)と言われるようになったとも。
そのようなお月見も、江戸時代中期に一般庶民に
浸透し、今では色々な月の捉え方があるようで、
興味がつきません。個人的には、あまり月に囚わ
れないようにと意識していますが。
と言いつつ、明日は10月2回目の満月、ブルーム
ーンなのだとか。笑
神秘的で興趣つきないのが月の不思議な力ですが
ツキが巡ってくるように、ツキに恵まれるように
教室での書き初めの様子第3弾!