さび
もの寂びた風情がひとしお感じられるころ。
教室では、書き初め課題の作品書きで、連日
熱気を帯びています。特に条幅課題は、いつ
もとは違う姿勢で、大きな筆と、大きく身体
を使って書きますから、運筆や運腕、身体の
使い方がはっきりと感じられます。じっくり
と手本を見て、一点一画、大きな紙にバラン
スよく、字形、筆圧、墨量、空間などなど、
いくつものことに意識を向けながら書いてゆ
きます。そのように、落ち着いて、力いっぱ
い書いた作品が、壁にぐるりと並び圧倒的な
迫力です。
寂びた深秋と相反するように、エネルギーで
いっぱいの教室から、児童の部条幅課題の様子
を少し。静かで明るい、きれいさびの風情?!