よもぎ
「秋気南磵に集まる 独り遊ぶ亭午のとき」
久しぶりに『唐詩選』を開き、柳宗元の
十全たる五言古詩から、秋気を覚える夜。
秋の午後、ひとり遊ぶ時間の経過を奥行き
ある叙景と、我が身を憂う深い心の描写と
を表した巧みな詩です。
春先から、なにかと助けられた畑と庭の蓬
が花を咲かせようとしています。今日は、
早朝にたくさん摘んで、午後は、よもぎオ
イルを作りました。肌荒れ、乾燥肌、切り
傷、擦り傷、虫刺されなどに優れた効果の
あるオイルです。このところ、スキンケア
品も手作りしていて、びわの葉ローション、
よもぎオイルの組み合わせがお気に入り。
それにしても、蓬ほど身近にあって絶大な
力のある薬草はないと思うのです。たしか
に手間ひまはかかるけれど、自然が与えて
くれる恩恵を知らないでいるのは、本当に
もったいない。
というわけで、午後はひとり遊ぶ時間。
柳宗元とは違い、憂うことなど微塵もない。
そして、ラベル書きが楽しすぎる。笑