車
梅雨明けが待たれる頃。
連日の雨でも、教室には子どもから大人まで
元気な姿が見られて、うれしい限りです。
近況を聞いたり話したり、なにげない会話も
楽しい時間となっています。そんな時間から、
先週の楽しい会話ベスト1をご紹介!
7月号小学1年生の半紙課題は『車』。
ちょうど教室には、2人の1年生が書いた作品を
掲示していますが、それを見た5年生のTくんが
「ぼくも1年生のときに『車』を書いたけど、
そのとき先生が、ぼくの書いた『車』を見て、
「うわ〜!大きく上手に書いたね!!こんな
大きな車に乗ってドライブしたいな〜」って
言った言葉を今でも思い出すよ」笑
もう覚えていない私は、あまりにも可笑しくて
ぷーっと吹き出してしまいました。それぞれの
心のなかにずっと残る言葉は、きっといくつも
あると思うけれど、そのなかに私の言葉がある
という、ただそれだけに感動します。
そして、言葉がそれぞれに与える影響や言葉の
力を考えずにはいられません。
また、車は道がなくては進めませんが、私たち
は、自らが道をつくり進んでいます。そこに、
ゴールがあるから進むのではなく、進むことで
成長や発展があるから進み続けるのではないで
しょうか。そして書道という道は、自らの質を
高め、意識を調え、着実に進化へと向かわせて
くれるひとつの手段であると確信するのです。