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KEISUI

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松の緑

庭にある黒松の新芽がぐんぐんのびています。
一年をとおし松は常磐の緑ですが、若緑の勢
いとみずみずしい美しさはひときわです。

庭に植えて20年ほど経つけれど、優々と静か
に変わらぬ姿が神々しくて、今でもほれぼれ
しながら、一礼しては手をあわせ声をかけて
います。笑
最近では松葉をジュースでいただくようにな
り、松から多くの恩恵をいただいています。

能「高砂」は、肥後国阿蘇神社の神主友成が
従者二人をつれて都へ向かう途中、播磨国の
高砂の浦に立ち寄るところから始まります。
そこに相生の松の精が夫婦として現れ、高砂、
相生のいわれをのべ、松についてのめでたい
故事をあげて消えてゆきます。
後場では、住吉明神が現れて神舞を舞い、民
の安全と君の長寿を念願する、知名度の高い
春の海辺の曲です。

「千秋楽は民を撫で 万歳楽には命を延ぶ相生
 の松風颯々の声ぞ楽しむ 颯々の声ぞ楽しむ」

そう、仕舞で舞ったことのある曲目なのです
が、いつかはまともに舞える日がくるのか、、
あきらめず精進してみまつ。笑

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