今年のゴールデンウィークは観光地など、
多くの人出があったようです。
土曜日は教室でしたから、児童生徒たちに
聞くと、ディズニーランド、シルバニアパ
ーク、キャンプ、八ヶ岳、軽井沢、浜名湖、
原宿など、家族で出かけ楽しんできたとの
ことでした。

私も、古筆の企画展で美術館へ出かけたり、
クラシックコンサートへ出かけたりしまし
た。また、久しぶりに山梨にある大門碑林
公園へも出かけましたが、変わらず静かで、
素朴な自然に囲まれた気持ちのいい場所で
した。
書道をするものなら中国の碑林を訪れたい
ところですが、ひとまず、その碑林の名碑
を15基復元した山梨はおススメ。

ただ、今回ちょっと残念だったというか、
唖然としたのは、石碑の保護のため15基
すべてに透明なカバーがしてあったこと。
以前はなかったよねぇ…。
剥落や摩滅などから守るということで致し
方ないのかもしれませんが、石碑の凹凸や
質感などの特質がまったく感じられず…。
なんだか石碑が息苦しそうじゃない？
そして、ちょっとユニークすぎないか？？
っと突っ込みたくなってしまったけれど。笑
まぁ気を取り直して、今回も拓本を楽しん
できました。

採拓コーナーには、いくつもの作品があっ
て、好きなものを選んで体験ができます。
そのなかから拓したのは、空海の書。
　「無道人之短　無説己之長」
みごとな筆づかいの流麗な草書です。
その言葉に自戒も込めて拓しました。笑

書することはもちろん、拓することも、
他のことを忘れ、そこに心を注げる時間
となって、じつにおもしろいです。