秋の色
うつりかわる季節、ちょっと心をとめ
てみれば、そこここに秋の色が感じら
れるころとなりました。
このころになると、本棚からひっぱり
出すのが、星野道夫の写真集と著作集。
いつ見てもそして読んでも、深い感動
があります。
また先日は、宮崎駿監督作品「君たち
はどう生きるか」をようやく観てきま
した。特に感動したわけでもないのに、
なぜか最後は泣けてきて、、、
それはどうやら、自分のなかにある忘
れてしまっていた記憶に、かすかに触
れたからなのかなと。また、あわただ
しい日々の生活と並行して、別の時間
が流れているという深層の世界を思っ
たからなのかなと。
いずれにしても、潜在意識にはたらき
かける内容であったことは間違いない。
そうこうしているうちに、教室では、
今年も書き初め誌上展への作品書き
がはじまります。
「人間がどれだけ想いを寄せようと、
相手はただ無表情にそこに存在するだ
けである。私たちの前で季節がめぐり、
ときが過ぎてゆくだけである」
『星野道夫著作集』より