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KEISUI 大人と子どものための書道教室

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手習状

3月終わりに上野でお花見をしたり、今月
初めには靖国神社の夜桜能に感動したりし
て、今年の桜は長く楽しめました。
そして気がつくと、いっせいに若草が萌え
出て春の鼓動を感じるころ。

この間に、教室はもちろん審査会や勉強会
があり、なにより集中した同人展へ向けて
の作品書きも終えました。

また、高校3年の初夏ごろまで通ってくれ
ていたMちゃんが大学が決まったと報告に
来てくれたり、それぞれの受験を終え中学
や高校が決まったと親御さんから連絡があ
ったりして、うれしいかぎりでした。

そして、小学3年生になったYちゃんが春休
みに府中市郷土の森博物館へ行って、なぞ
り書きコーナーで文字をなぞって書いたも
のを持ってきてくれたのが下の画像。

『初登山手習教訓乃書』

江戸時代、寺子屋で使われていた手習状。
手習を始めることは、初めて登山をするよ
うなものとの意。
寺子屋での規則や学習態度をはじめ、師や
親、友人などとの関わりにおける諸教訓に
も説き及んだ書道の手本。
世にある芸のなかでも書道は特別で、人の
ためにも自分のためにもなり、これ以上に
有意義なものはないと説かれているそう。

学びのなかでも、手習をいちばんに据えた
江戸時代というのは、いろいろがとっても
興味深い時代であると思います。

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