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KEISUI

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置かれたところで

春は桜というけれど、木偏に春と書くのは椿。

庭の白玉椿は毎年1月ごろから一輪咲いては
また一輪、ゆっくりと丁寧に、そっと静かに
咲き続けています。
今もちょうど新しい蕾が開きそう。
椿によって春がひらき、落花を終えると春が
とじる。やはり漢字は、そのものがもつ事象
をよく言いあてていると感心します。

お世話になった国語教師の荒井先生、今自分の
一番好きな本は、昨年お亡くなりになられた
Sr.渡辺和子のご著書、
『置かれた場所で咲きなさい』だそう。
それを伺い、日ごろバリバリ働かれ悩みなど
まったくないようなご様子の先生だけれど、
それでもさまざまなことを胸に納めておられる
のだろうと思いました。

著書には、
「咲くというのは仕方がないと諦めることでは
なく、自分が幸せに生き、周囲の人々も幸せに
すること。どんなところに置かれても花を咲か
せる心を持ち続けたい。境遇を選ぶことはでき
ないが、生き方を選ぶことはできる。」
とあります。

我が家の庭の今咲こうとしている白玉椿、ここ
に置かれた花を眺めながら、新年度がスタート
し、花を咲かせようとがんばっておられる
荒井先生のお姿を思い、花を咲かせるために、
根も下へ下へと伸ばしながら生き方を選びたい
と思うのです。
人生はいつも選択の連続ですもの。

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