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KEISUI

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小正月

お正月も一段落し、そろそろ平生のリズム
に戻るころに迎える小正月。

小正月は、小豆粥や善哉を食べて邪気を払
ったり、予祝をしたりする行事。
農耕の実務に先立ち、豊作であってほしい
と未来を先に祝う予祝ですが、農耕にかか
わることのない私でも、これを大事にして
きた人々の素朴な心根はわかります。

お正月に二泊した湯河原の『ご縁の杜』は、
何度か利用している友人から話しは聞いて
いたけれど、なかなか愉快な宿でした。
芯からあたたまる温泉、たくさんの本に、
ヴィーガンの食事、いろいろなワークショ
ップも開催しているらしく、何よりそもそ
もの設定がスピリチュアル色つよめで遊び
心もあって笑えました。

特に笑ったのが食事後、離れた席にいたカ
ップルの女性の方が、予祝ワークを申し込
んだらしく、その方を囲んで予祝スマイル・
ヒーローインタビューなるものが始まって。
スタッフの方々がマイク片手にインタビュ
ーしたり、カメラで撮影したりして、どや
どやと大真面目にお祝いしていて。

まずは目が点になった私…。笑
それをバカバカしいと見るか、おもしろい
と見るか、さまざまあるでしょうけれど、
もはや、すべてはどう見るか、どう捉える
かだけなのだと、自分の柔軟度を試された
ようでもありました。

と、この言葉、よく使っていました!
「手本や法帖を、一点一画や線質や墨量な
どなどのすべてを、どう見るか捉えるか」笑

はじめての湯河原、静かでひかえめな印象
の地でしたが、その良さをじんわりと思い
かえす小正月。そして、真鶴岬から見た日
の出の美しい輝きと、そこで捉えた大きな
エネルギーを思い出してもいます。

真鶴岬にある歌碑
与謝野晶子の歌そして書
今や歌碑に足を止める人は少ないですが、
歌や書から、その地を訪れた歌人に思いを馳せる
のも楽しみのひとつ。

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