いろ いろいろ
「また来年!」
と声をかけながら、午前と午後の教室のあいま
に、おひな様をしまいました。襲の色目が美しい
十二単は、先人のすぐれた色彩感覚を表している
ような、日本固有の和の色です。
書道においての色、といえば白と黒でしょうか。
墨で白い紙に書くことがほとんどですが、作品に
よっては染紙を使いますし、古筆切などは美しい
料紙の色も見どころのひとつとなります。
紙は、色だけでなく紙質や大きさもいろいろ。
たとえば半紙では、小半紙や大半紙、あるいは
美濃判もあります。美濃判は、江戸時代に徳川
御三家の専用紙とされた美濃紙の判型で、半紙判
よりひとまわり大きく、教室ではこちらを使用
しています。
書道用紙は、洋用紙のように厳密に統一した規格
がないため、いろいろなサイズが存在します。
そして、半紙と同じくらい使用するのは半切。
教室では半切の課題に取り組む方もいらっしゃい
ます。その場合、作品によっては立って書く作品
もあります。
書道は静かに座って書くだけではなく、こちらも
いろいろです。今日は、いろいろ書きました。笑
今月、六段を目指すMさん!
仕事もお忙しそうですが、最近はご自宅でも半切
を練習し、書を楽しんでいらっしゃいます。