今月の子どもの条幅課題は、
「卒業」
大きな字が教室の壁面に元気に並んでいます。
「卒」の縦画が決まらないとか「業」の払い
が難しいなどと言いながらも、卒業は身近に
あるからでしょう、みんな上手です。

ちょうど先週からあちらこちらで卒業式が行わ
れていますが、慣れ親しんだ学窓を後に、先生
や友と別れる淋しさはありますが、希望ととも
に進学や社会へと巣立ってゆける喜ばしいとき
です。

先週は娘の中学の卒業式で、昨日は知人のＭさん
が大学を卒業しました。書の道は一生の学びで
あるので、卒業というくぎりはないけれど、
自分のなかでさらなる課題へと進むときが、
そのときどきのくぎりといえるでしょうか。

Ｍさんへ、小倉百人一首を書き卒業祝いにと
手渡しました。