空に思う
空にも地にも爽気が満ちる月となりました。
それでも本格的な秋晴れとなるのは、10月も
半ばからでしょうか。今は、まだまだ変わり
やすい空模様です。
8日の皆既月食は、部分食の始まり10分ほど
で雲がかかり始め、あとはほとんど見られま
せんでしたが、全国各地では幻想的な月を観測
できたようです。
よく考えると、一日の中で、どれくらい空を見上
げているのでしょう?いつも自然に空を見上げ、
季節や天気の移りかわりを感じている自分がいる
ことに気がつきます。子どものころは、雲が自在
に表情を変える様子を見ているのが、ことのほか
不思議でおもしろく、飽きることなくずっと空を
見上げていたことを思い出します。
今では、あのときのような時間はなくなってしま
いました。あたり前と言えばあたりまえですが、
あのころのあのときは、やっぱり何にもかえられ
ない宝のような時間だったなぁと思います。
子どもが子どもでいられる時間は短いけれど、
そこで過ごし感じた時間は、きっといつまでも心
の中に大切な何かを残してゆくのだと思います。
今日も教室には子どもたちがきます。
書くことで、それぞれの中に残る何かがあれば
幸せだと思う、さわやかな朝です。