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わかれ

卒業の季節。
喜びや希望とともに、親しんだ学窓、恩師
や友との別れは感傷をともないます。

『会者定離』
出会うものはいつか別れの定めがあるとい
う、変わりやすい人の世をあらわした語。
はなむけとして贈られる言葉でもあります。

「「もの」は変わっていくのです。
 一切が変わるのです。
 これからは、また別の文化が生まれるの 
 かもしれません。新しい人が新しい文化
 をつくるのかもわからない。
 万葉集の時代は素敵な文化があったと私
 たちは語り継いでいます。私たちの時代
 はどうなのでしょう。歴史の後付けは、
 後代の人がすることなのでしょうけれど」
  篠田桃紅
 『桃紅105歳好きなものと生きる』より

文字のかたちにとらわれない水墨抽象画と
いう独自のスタイルを確立し、新しい表現
に挑戦し続けてきた篠田桃紅さんが、今月
初めに107歳で逝去されました。
遺された作品はさることながら、心に響く
言葉も多く遺されました。そのすべてに、
精神性の高さと気構えを感じる崇高で美し
い生き方に魅了されつづけています。

人の命に限界はありますが、物質である
「もの」は、状態がよければ後代まで残り
ます。変わってゆくもののなかにあったと
しても、それは相手と自分、昔と今をつな
げます。文化とは、きっとそこから生まれ
るのだろうと思います。

3月号大人の部競書課題出品作から何点かを
掲載いたします。


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