たゆみなし
春の雨が弛みなく降る一日。
心まで潤みをおびるようです。
先週の緊急事態宣言の発令により、上野にあ
る日本教育書道芸術院も5/6まで休校、それに
伴い4月競書の締切日は、4/25から5/27に変更
となりました。
休講中の私の教室には、4月1週目に出席した
子どもから大人までの書いた4月号競書課題が
掲示してあります。一人ひとりの書いた作品の
前に立ち、じっと見る時間も大事にしています。
そこからは、筆づかいや線質、バランス感覚な
ど、それぞれの特徴が把握できますので、次の
指導につなげるためにも、いつもおこなってい
ることです。
子どもたちは、新学年となって初めての課題。
まだ仕上がってはおりませんが、それぞれが
気持ちをあらたに書いた作品です。
そこからは、新年度を迎えた意気込みや希望
までもが感じられ、大きな活力をもらいます。
で、子どもたちの4月競書課題をじーっと見て
いると…、今月にしてこの課題かと、はっとし
てしまいました。
一人ひとりが、しっかりと意識しなければい
けない緊急事態だということを、子どもたち
の作品をとおして、あらためて感じております。
時々刻々と変化する事態の只中、もうこれ以上
拡大しないようにと願い、弛みなく、落ちつい
て今できることをしたいもの。
たゆむことない子どもたちの成長とともに。
以下に3年生以上各学年1名の作品を掲載します。