奈良
新嘗祭の今日。
宮中では、天皇が新穀でつくった神饌や
神酒を天神地祇に献じ、自らも食される
という儀式が執り行われます。神と人が
食べ物を相伴し、田の神に感謝をささげ
る祭事です。
今年の新米をいただくのは、この新嘗祭
よりあと、だということをどれだけの人
が知り得ているのかと気になりますが、
待っていた新米!
感謝とともにありがたくいただきます。
そして、書き初め出品が終わった先週、
奈良の友人に会いに出かけてきました。
寺社仏閣、山の辺の道など、あちこちを
訪れ、紅葉も美しく風情があって、ほん
とうに楽しい時間でした。
奈良の工芸品といえば、奈良筆や奈良墨。
以前に訪れたときは、にぎり墨の体験を
しているので、今回は奈良筆づくり体験!
半紙や楷書書き用の兼毛筆の最後の工程
で、筆軸のくり込みと穂首の仕上げをし
ました。
奈良筆は、最初から最後までの制作工程
を分業することなく、一人の職人が制作
するというのが特徴とのこと。
奈良筆の伝統工芸士 田中千代美さんに筆
のいろいろをお訊きし、ご指導いただい
て有意義な時間でした。
古梅園や奈良伝統工芸館へも立ち寄って
日ごろ使っている筆のことをあらためて
学ぶ機会になりました。



筆の材料となる動物の毛。
今や安価な筆は人工毛も多くなっていますが…

体験し完成した筆!(お持ち帰りできます)

会期中の東京書作展のポスターが。今年は古典かな作品で出品。

奈良伝統工芸館での奈良筆と奈良墨の展示。



