和敬清寂
立冬がすぎて暦の上では初冬。
ただ、季節としては晩秋のおだやかな
晴天がつづき、木の葉が色づくのはこ
れから。
教室も今週末には書き初め誌上展への
出品が終わります。あとひと息ですか
ら、最後まで落ち着いて丁寧に書き進
めてほしいと思います。
また茶道では、炉開に口切と一年でも
重要な行事がある月。毎年、この月に
なると茶道にのめり込んでいたころを
思い出します。
茶道の精神をもっともよく表す禅語と
いえば「和敬清寂」でしょうか。
主客の心のあり方はもちろんのこと、
茶室や茶庭、道具など、すべてが慎み
深く、敬いをもち、清らかでなければ
成り立つ道理もないとする高い精神性
です。
そして、これを大切にすべきは茶人ば
かりではないと、この言葉に出会うた
びに我が身を問うのです。

いつもの蕎麦屋に掛けられた墨蹟。



