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旧暦

木々の葉が色を深めるころ。
今日は二十四節気の小満、七十二候の蚕起食桑。

先月から教室に歳時記暦を掛けています。
そこには、旧暦、六曜、九星、干潮、日出日没、
朔望月、五節句、雑節、二十四節気、七十二候
などが示され、子どもたちにもわかりやすい暦
です。

児童の条幅課題では五節句、雑節、二十四節気
などの言葉を書くことが多いため、それがいつ
なのか、それはどのような意味なのか、そして
旧暦を知ることで季節の移り変わりも感じられ
たらと掛けることにしました。

日本では、中国王朝で成立された暦法が伝わり
6世紀中期から旧暦が使われました。
ただ中国の都を基準としていた暦法だったため、
気候風土の違う日本ではいくらかの矛盾を含ん
でおり、江戸初期から日本の風土に合わせ暦法
の基準点を中国から京都に移すなど改良しなが
ら毎年編纂されていたようです。
その約1300年のあいだ使われていた旧暦は、
明治六年に新暦へと改暦されました。

新暦の良さもあるけれど、日本の季節感や伝統
文化、伝統芸能などは旧暦に基づいて形成され
ていますから、それらを理解することや精神性
を養うには、旧暦を知ることが必要になります。

旧暦を知りうまく活用することで、日本の暮ら
しを愉しむ知恵が生まれると思います。
また主体性を高める手助けになるのではとも思
うのです。

多摩第二小学校では教室や廊下に掛けてあるのだそう!

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