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見て知る

秋と冬がとなり合っているような頃。

先日、六義園へ行ってきました。
和歌の浦の景勝や、和歌に詠まれた
名勝などが八十八境としてあらわさ
れた変化に富む美しい大名庭園。

池をめぐる園路を歩きながら、櫨や
楓の美しい紅葉、松の立派な枝ぶり
にも関心しながら見てきました。
すべての松には、こも巻きがほどこ
され、雪吊もほどこされた松もあっ
て、その造形の美しさに見とれなが
らも、江戸時代からつづく風物詩の
なかに、日本人の美意識までも見た
ようでした。

また次の日は、日生劇場での東京二
期会オペラ『午後の曳航』へ。
三島由紀夫の原作をドイツの作曲家
ヘンツェがオペラとした作品。
高い芸術性、見どころ、聴きどころ
が、これでもかというほどたっぷり
とあり、いまだ消化しきれないほど。
さまざまな要素が絡み合うオペラの
世界のダイナミックで濃密な表現を
見てきました。

というわけで、いろいろを見ていろ
いろを知る、秋のおわりであり冬の
はじまりの先週末でした。


11月号 大人の部 競書半紙課題より

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