福岡 やわやわ編
柳川では『北原白秋生家』へ。
ここを訪れたいと言ったのは娘。
小さいころから在団した合唱団でよく歌った
白秋のうた、その指導者の高山佳子先生が
柳川の観光大使ということもあったためです。
併設の白秋記念館では、直筆の書も多数展示
があり、じっくりと楽しんできました。
柳川は、ゆったりとしたほりわりの水の流れが
あり、しだれ柳の浅緑や、静かで情緒ある街並
みが美しい。ちょうど『さげもん祭り』の開催
期間ということもあって、18日には『おひな様
水上パレード』も行われ、女の子の健やかな
成長と幸せを願う気持ちが艶やかに彩られて
いました。
そして、なんといっても地元の人々があたたか。
柳川で食べたうどんは噂どおりの、やわやわで、
記念館で聞いた白秋さんの肉声は、気だるい
くらいやわらか、書もリズムよくやわらかに連綿
する線で。やわやわっとしたおもてなしの心が
いい街でした。
同じゲストハウスに宿泊していたポルトガル人の
Diogoは、予定していた滞在を延ばしたほど。
私も、すっかり魅了されてしまった柳川。
白秋の詩作の原点である地を訪れ、あのような
色彩のある詩がうまれた理由がわかったよう
でした。やわらかな3泊4日に、ありがとう。
明日は、表書きワークショップです。