まめ
立春を迎える2月。
冬から春への節変わりのころです。
ここ数年、自分で味噌や梅干、梅酒にカリン
酒、ジュースなどを仕込んでいますが、今年
は初めて醤油仕込みをしました。といっても、
今回は横目で見ているだけの私、ウチの農部
が自分で育てた大豆と玄麦を使い、種麹を振
って、3日間かけ醤油麹をつくり仕込みました。
それが1月中旬、そしてちょうど今は、2回目
の醤油麹をつくり中。麹菌たちの仕事ぶりが
みごとすぎて、おもわず拍手してしまいます。
昔から伝わる発酵食品や保存食品には、日本
の風土や自然によりそう暮らしの工夫や知恵
が息づいています。それらが伝わってきたこ
との価値を知ることは、人は自然の一部であ
るというあたりまえのことを思い起こさせて
くれます。暮らしの中に、自分の手でつくる
ものが増えるおもしろさを感じます。
立春前日は節分。豆まきをして悪鬼邪気を払
い福を迎える節分は、年中行事のなかでもユ
ーモアがあって笑いをさそいます。
なぜ豆をまくのかは、穀物には魔よけの呪力
があるとされ、なかでも大豆を呪術に使った
北方の漢民族の古風を伝えたものとのこと。
そして鬼といえば、鬼滅!
アニメや漫画に縁遠い私でも、教室の生徒た
ちの話題から知ることとなって、何がそんな
に子どもたちの心をつかむのかが知りたくて、
今や中1のYくんから漫画を借りて読んでい
るというわけ。笑
ということで、今年もまめに、まめまめしく
春を迎え入れたいと思います!!