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佳き時間

雨の季節。
紫陽花が日に日に色深くなってきました。

先週から再開した教室は、子どもから大人まで
元気な姿を見ることができ、とてもうれしい
時間でした。
自粛期間、子どもたちにとっては大人よりも長
く感じられたのではないでしょうか。
それぞれが、さまざまな思いを持って過ごした
期間だったことでしょう。きっと、目には見え
ない内面の成長があったはず。

こうして教室の時間が戻ることで、あらためて
書を伝えてゆくことの尊さを思います。
特に、加速するデジタル化に対し、あえて古来
から受け継がれ、残ってきたアナログの価値は
高く、どちらもバランスよく心得ることが豊か
な人間としての本質につながるのではないでし
ょうか。

教室内は、いつものようにしんと静まり、誰も
が課題に取り組む集中したときの流れ、生徒と
ともに、互いの心入れがあるからこそ佳き時間
がうまれます。なんと書はすばらしい!

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