水
梅雨が明け、本格的な炎暑。
教室では、先週から毎年恒例の夏の作品づくり
に取り組んでいます。今年は、エコバッグに
好きな文字や言葉を書いてオリジナルバッグを
つくっています。この様子は、次回のブログで
お知らせいたします。
それにしても、あくまで青い空、真っ白な積乱雲
が垂直に盤踞し、ものみなくっきりと鮮やかな夏
の盛りです。
この時期の茶席の床には、『瀧』一文字を豪快に
書いた掛物がかけられ、一会を涼しきようにと、
亭主の相客への心配りがあります。
滝は、水の流れが絶壁にさしかかると、そこから
いっきに垂直に落下し、水しぶきとともに冷気と
なって、滝の水は概して清冽です。
また夏場は、よく冷えた水が何よりもありがたく
感じられるもの。あらためて、水を想い、水を敬
う季節なのかもしれません。