六瓢
今年も半月あまりとなりました。
12月13日は事始め。
お正月の準備を始めるころです。
この月、茶道では床かざりに『無事』とか
『無事日々長』などの墨跡が掛けられ、
今年一年を無事に過ごせたことへの感謝
と喜びを分かちあいます。
棗や炉縁には、六瓢の蒔絵がほどこされて
いたり、水指や蓋置などにも六瓢の意匠が
なされていたり、亭主と客が互いの一年を
ねぎらう心入れを感じる月でもあります。
六瓢箪は、無病息災の語呂合わせ、長寿の
祝いの席でもみられる取り合わせです。
そのような12月、教室の1、2年生児童硬筆
は、『年まつの大そうじ』。私がそれくら
いの年齢の頃、祖母と母に教えられながら、
すす払いをしたり、障子を張り替えたり、
それなりに?!手伝ったことを懐かしく思
い出します。来たる正月に、おもいを馳せ
ながらの大掃除や正月の準備は、ワクワク
と同時に心身が鍛えられるような清々しさ
があります。これも無病であるからこそ。
今年も少しずつ始めたいと思います。
『年まつの大そうじ』
1、2年生から代表で6名の作品を掲載します。



毎年12月になると食卓に登場します!
茶道青年部の活動をしていた頃に手捻りした自作。笑