あき
8月も末。
秋口になると、つくつく法師の鳴き声が
耳につくようになります。
つくつく法師で思い出すのは、数十年前、
ちょうど今頃の時期に友人たちと食事を
していたとき、そこにいた あきこさんが、
「このところ、私への掛け声かと思うよ
うな鳴き声が気になるんだけど、いった
い何の声かわかる??」とのこと、
で、ちょっと照れながら真似をしてくれ
たのが、
「あ〜き〜、あ〜き〜、あ〜き〜、
ファイヤー、ファイヤー、ファイヤー!」
一同キョトン??
なにそれウケる〜!
とにかく大爆笑でした!!
つくつく法師の鳴き声は、変化に富んで
いることもあって、どのように聞こえる
かは人や地方によって異なるようです。
それにしても、自分への掛け声として聞
こえるとは、なんとも都合の良いとらえ
方、しかも秋を告げているし愉快でした。
秋口に、つくつく法師からあきこさんを
思い出し、8年前の立秋に臨書し粘葉装の
冊子本に仕上げた寸松庵色紙の秋を詠ん
だ二首紀友則、菅原道真の和歌を眺めつつ、
そこからどのような声が聞こえてくるかに
耳をかたむけます。




