みぎわ
そろそろ夏休みも終わるころ。
教室の児童生徒たちは、海や山へ出かけた
り、おじいちゃんやおばあちゃんのお宅へ
出かけたり、はたまた塾の夏期講習だった
りとそれぞれの夏を楽しんでいるようす。
夏といえば、山もいいけれど海もいい。
よせては返す長く続く波打ちぎわ、曲がり
くねった入り江、きらきら輝く水面、遠く
までつづく汀線。
刻々とかわりゆく景色をただ眺めているう
ちに、いつしかいろいろな感情が湧いては
消え、湧いては消えて、よせては返す波が
打ちよせる汀のように、思考がぐるぐるの
自分に氣がつきます。
今ここ、ただ海の美しさを感じ、ただそこ
にある自分を感ずるに徹したいのに、ほう
っておくとその思考のくせとでもいうもの
は、やむことなく打ちよせます。
休日の昨日、朝からずっとかな書に取り組
んでいたけれど、かな文字に向かい、その
音の響きを感じながら、ただかな書に徹す
る。その時間というのは、思考のぐるぐる
はまったくといっていいほどないのです。
自分が陸地にいるなら、思考や感情は波と
でもいえるでしょうか。汀のように波を感
ずることもなくなるのが書に没頭している
とき。いうなら海底深くふか〜く潜ってい
るようなものなのかもしれません。
やはり書というのは限りなく深淵なのです。
なんだか「氵」のつく漢字が多いぞ?!
いくつあるでしょう。笑
9月号一般の部 半紙課題より











