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KEISUI

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作品

庭の小手毬が咲きました。
並んだ球形の小花が、垂れた枝の上で
風に揺られる姿は、心にやさしく映り
ます。

今年も同人展の作品を書き終えました。
ここ数年、古典かな作品にこだわって
いましたが、今年は 韓愈『雑説』を
205×140の染紙に宿墨で。
丙午年の今の時代と向き合い、そこに
書の表現としての主体的なはたらきを
意識した作品。

「紙に筆を触れさせるというのは、世界
に関わっていくことです。そのプロセス
を通じて、作者として今の時代を直視し、
時代に拮抗するような作品をつくってい
く必要があります。現代という時代に対
する苦い思いは、誰もが意識しているは
ずです。そういう苦さは、たとえば書に
おいて、どのような姿をまとって出現す
るのでしょうか。そうした問いを抜きに
して過去の作品をいくらかアレンジして
書いてみたところで、現代の書の作品と
いうことにはならないと思います」
石川九楊『誰も文字など書いてはいない』

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