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KEISUI

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辰み

初冬から熟して真っ赤になっていた冬青や
萬両や南天の実、家と教室の中に飾っては
楽しんでいたのに、ふと気がつくと野鳥た
ちがすべて食べ尽くしてしまったよう…

また日脚は少しずつ少しずつ伸びてきて、
これもふと気がつくと、真っ暗だったはず
の時間でもまだ光を残し暮れなずんでいます。

そろそろ旧正月、そして立春正月とつづい
て、ここからがいよいよ一年の始まり。
辰から巳へとうつりゆくとき。

この一年もさらに書を楽しみます。

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