風鈴
風のさやぎに軽やかな音をたてる風鈴は、
暑い夏にひとときのなぐさめを送ってく
れます。
奈良時代、遣唐使によりお寺の魔除けと
して伝えられた風鐸が、平安時代になる
と宮中でも用いられるようになり、風鈴
という名称になったのだそう。
そして江戸時代、夏を涼やかにと庶民の
あいだに広がったのだそうです。
今週の教室は、風鈴の短冊に好きな言葉
を書いて夏の小品づくりをします。
外身は南部鉄器で、松の実、釣鐘、潮音、
房、木菟、鈴虫の6種類を用意しました。
耳と目と楽しませながら、これからの暑
さを工夫して過ごしたいものです。

