あけてこそ
先週からの酷暑は東京都知事選が終わっても
なおつづいています。
まだまだ政治に関心が薄いというのが投票率
からもわかりますが、情報を得る媒体は多様
化していますから、誰もが自分ごととして捉
え、日本の状況を正しく知り考え行動してほ
しいと切に願います。
千利休の弟子 山上宗二の『山上宗二記』には、
お茶席での会話のタブーとして、
「我が佛、隣宝、聟舅、天下の軍、人の善悪」
と記しています。宗教、人の財産、家庭、政治、
陰口に関しての雑談は、お茶席では慎まなくて
はならないということ。
世間雑談ではなく数寄雑談であれと、茶道を学
んでいたときに先生がおっしゃったものです。
無関心である、見てみぬふりをするといような、
蓋をしたままではなく、真に数寄雑談ができる
くらいの人物は、自分を見失うことなく、まず
は蓋をあけてみて理解しているのだと。
7月1日にウェブサイトをリニューアルしました。
今回も、handydesignの三村さんには、大変お
世話になりました。心より感謝申し上げます。
書道教室に加え馨庵を開講しています。
ぜひ書の楽しい世界をあけてみてください!